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プロジェクト概要|実施計画フローチャート | ||
特定プロジェクト「リアルタイム地震情報の伝達・利用に関する研究」では、全国に展開されている地震観測網等から得られる地震情報を、関係行政機関、民間企業、一般住民などの最終的ユーザーが防災対策上有効に利用できるような形態で、地震発生後から即時かつ経時的に伝達するためのシステムを構築し、運用することを目的としています。また、防災上必要な情報である強震観測網についても、最新の情報技術を取り込んだシステムに更新し、計測震度情報などが活用されるように、情報発信の高速・高度化を行うことを目指しています。 防災科学技術研究所が全国に展開している高感度地震観測網・広帯域地震観測網・強震観測網のデータを迅速に処理し、震源情報(位置、規模:浅発地震の場合15秒程度で処理)、CMT解、破壊伝搬方向等の情報、余震分布、発震機構、応力降下量、クーロン破壊応力変化量等の様々な情報を計算し、国民、防災関係機関等に伝達することにより、例えばライフライン、精密加工ラインなどの保全・減災など、即時的な防災対策の充実に資するシステム作りを行っています。また、情報を迅速かつユーザーのニーズに対応した形で配信するためのシステム開発・整備も研究テーマの1つとしています。 その他、システムを活用するために、リアルタイム地震情報の生成や活用に関係するユーザーからなる「リアルタイム地震情報利用協議会」を設立し、最終的ユーザーが防災対策上有効に利用できるような形態で情報を伝達するための環境整備を進めています。以上のように、本プロジェクトは地震情報の解析から伝達・活用までの広い範囲をカバーしています。
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防災科学技術研究所
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