光海底ケーブル
光海底ケーブルは、大容量の情報を高速に長距離伝送することに優れ、現在、国際通信回線ネットワークの伝送路の9割以上は光海底ケーブルです。石英ガラスを素材とする複数本の光ファイバを1つの光ケーブルに束ね、伝送途中で減衰する光信号を中継器(光ファイバー増幅器)を連結して信号のレベルを保ち、光波長多重通信により高精度の大量のデータを高速伝送します。
日本海溝海底地震津波観測網の整備には、設置深度により4種類の海底ケーブルが使われます(3000m以深では最も細い無外装ケーブル(LW)、沿岸部の浅い所では二重鉄線外装加工ケーブル(DA)を使用)。