水圧計
日本海溝海底地震津波観測網で設置される津波計は、水晶振動子の発振周波数が外部の圧力で変化する特性を利用する水晶振動子水圧センサを使用します。これは、海底の水圧を弾性圧力計(ブルドン管圧力計)の荷重として水晶振動子に伝達(感圧水晶発振器)、圧力による振動数変化を信号として取り出すものです。今回、この水晶振動式高精度水圧計(周波数出力型)2式を150カ所の各観測装置に装備します。この水圧計はまた海底の長期的な上下変動の観測にも活用され、海洋プレートの沈み込みの詳しい調査等に役立つことが期待されます。