平成23年霧島山新燃岳噴火に関する緊急研究 霧島山新燃岳噴火における噴煙映像解析 |
研究目的
本研究は,平成22年度科学技術振興調整費による「重要政策課題への機動的対応の推進」課題である「平成23年霧島山新燃岳噴火に関する緊急研究
」(研究代表者:独立行政法人防災科学技術研究所)において行われるものである.サブテーマ「(2)噴火現象の遠隔的・直接的な観測」において,噴煙映像の解析に取り組む. |
観測概要新燃岳山頂の南約7.5kmの地点から,ハイビジョンカメラによる火口直上の高解像度映像の連続撮影を行った.観測の詳細は以下の通りである.
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観測結果
観測期間内において,2011年3月13日の17:45噴火と2011年3月23日の08:25噴火を撮影することに成功した.ともに観測条件は良好で,PIV解析に耐えうる高解像度・高コントラストの映像を得ることができた. 2011年3月13日 17:45噴火
2011年3月23日 08:25噴火
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解析概要
撮影した映像の解析においては,主にPIV(Particle Image
Velocimetry)解析に取り組み,噴煙の噴出速度などを推定した.石峯他(2010)に基づき,噴火時の映像と噴火直前の映像の差分画像を解析に使用することで,噴煙の動きのみを抽出するなどの処理を行った.PIV解析においては,ライブラリ社のFlow-PIVを使用した. |
解析結果
PIV解析の結果を以下に示す. 2011年3月13日 17:45噴火
2011年3月23日 08:25噴火
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