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防災科研Webサイト(リンク先:https://www.bosai.go.jp
最終更新日:2012年1月27日
北海道駒ヶ岳の山体表面温度観測について
(平成12年9月19日観測速報結果)
 
平成12年9月19日
防災科学技術研究所
 
 防災科学技術研究所では平成12年9月4日に噴火した北海道駒ヶ岳の活動状況把握のため、火山専用空中赤外映像装置VAM-90Aによる温度観測を本日(9月19日)に実施した。即時データ処理による速報結果を下記に示す。
 
1.観測諸元
(1)観測日時 :平成12年9月19日 11時56分〜58分
(2)飛行高度 :海抜1,900m
(3)天候   :晴れ
(4)観測機器 :火山専用空中赤外映像装置VAM-90A
 
2.温度分布
 バンド8(8-11μm帯)による温度観測結果を添付図に示す。最高温度は、昭和4年火口の南側に伸びた昭和17年割れ目火口内部で観測された61℃である。また昭和4年火口内部と昭和17年割れ目火口に沿って40〜50℃が観測されている。平成10年11月2日(平成10年10月25日噴火)に実施した同様の観測では、この付近に最高温度76℃が観測されていた。今回観測された温度のほうが、平成10年11月2日よりやや低い。
 
連絡先: 防災科学技術研究所  
地震調査研究センター
火山噴火調査研究室
鵜川・藤田
TEL:0298-58-1004、FAX:0298-51-5658